正式には成人年齢は18歳になったので「二十歳の集い」
2023/1/９ 我が家の次男君が二十歳の集いに出席しました。
長男の時は、コロナ禍で残念ながらリモート開催となり今回はどうかな？と心配してましたが、
無事に式典は開催され、久しぶりに旧友達に会えたようで楽しそうに話してくれました。
式典前のお話になりますが
息子と高校まで一緒だった仲の良い友人は、式に出席すべきか悩んでいた様子でした。
彼は、現在、志望大学受験に向けて挑戦中の浪人生です。夢に向かって日々勉強に励んでいる素晴らしい青年です。
周りの友人は当然皆、大学生や、専門学校生になり、自分の置かれた土俵とは違う世界に進んでいます。
そのことに居心地の悪さや、恥ずかしさなどがあったのかも知れません。息子に「式に出るか悩んでるんだ…」 と呟いたそうです。
そこで息子は、母である私のエピソードを語ったそうです。
実は、私は成人式に出席しませんでした。
家庭の事情もあり、高校卒業後既に社会人として働いていた私にとって、成人式は少し遠くの、住む世界が違う人が集う式のように感じていました。
正直、親に振袖が着たいなど口が裂けても言える家庭環境ではなかったのです。
最初から諦めていたので、式に出る事は考えていませんでした。
以前、子供達には「うちは貧乏でそれどころじゃなかったし、成人式出なかったよ〜」っとサラッと話しました。
息子自身この話をどう受け止めたのか私には分かりませんが、努めて軽くさらりと話したつもりでした。
この話を悩んでいる友人にしたそうです。
そして、話を聞いた彼は「式に出よう」と考えを決めたそうです。
出れない環境で生活しているの人も居るんだ…。式に出れる事自体恵まれてありがたい事なんだ。と思ったそうです。
正直、子供達に自分の成人式のエピソードを語れない寂しさも感じでいたのですが、この話を聞いて
なんだか心がじ〜〜〜〜んと暖かくなりました。
あらためて、子育ての奥深さと充実感を感じ、母親になれたことへの感謝を感じることのできる日になりました。
